標準技術の採用で上級者の要求もカバー

後から色々追加する必要はありません
仮想化技術を最大限に活用するために必要なのはハイパーバイザだけではありません。仮想マシンに必要な性能と可用性を与えるには様々な周辺技術が不可欠です。ストレージの仮想化には iSCSIが必要ですし、レプリケーションには DRBDが適しています。コストをかけずにスループットや耐障害性を上げるためにソフトウェア RAIDを採用することもあります。ストレージ容量を効果的に使用するには LVMが便利です。LANの仮想化のためにはタグベースVLAN(IEEE 802.1Q)が必要です。ネットワークのスループットや信頼性を上げるために Bonding(チーミングと呼ばれることもあります)を使いたくなるかもしれません。
ユーザーインターフェイスの見た目からは想像しにくいかもしれませんが、Walbrixは Xenハイパーバイザを仮想化技術のコアとして採用する他に、様々な周辺技術を標準インストールに含めています。これが何を意味するかというと、あなたは iSCSIや RAIDの設定をする際にそれらの解説記事の前半にあるセットアップに関する部分を読み飛ばすことが出来、ひいてはライブラリやカーネルバージョンの違いによって必要なモジュールやツールのインストールに失敗するというつまらない経験をしなくて済むということです。
常に最新ハードウェアのサポートを提供
そして何より、最新の Linuxカーネルを特権ドメインに積極的に採用することで極めて多様なハードウェアへの対応が実現されています。
世間一般で人気のある汎用の Linuxディストリビューションは最新カーネルの採用に対し慎重です。何故なら新しいものにはバグの潜在している確率が高いからです。Linuxカーネルほどの巨大なソフトウェアともなると、その検証にかかるコストは莫大なものとなります。しかしその一方で、常にハードウェアは新しい物が市場に供給され続けます。残念なことに、1年前にリリースされたカーネルは、1年前までのハードウェアしか認識できないのです。
その点、Walbrixは同じように Linuxカーネルを採用するオペレーティングシステムでありながらその性質は多少ことなります。Walbrixは仮想マシンの運用に特化されたシステムです。従って Linuxカーネルに求められることは基本的な物理デバイスへの入出力とリソースの管理にフォーカスされます。それは、最新カーネルを採用することのリスクが比較的少なくて済むということにつながります。Walbrixが最新の Linuxカーネルを採用し続け、対応ハードウェアの種類を常に多く保てるのはそのような理由からです。
Walbrix 2.6.33に採用されている仮想化及び周辺技術
- Linux 2.6.33
- Xen 3.4.2
- iSCSIターゲット(カーネルモジュールとユーザーランドを収録)
- iSCSIイニシエータ(カーネルに内蔵、ユーザーランドを収録)
- DRBD(カーネルに内蔵、ユーザーランドを収録)
- bonding(カーネルに内蔵、ユーザーランドを収録)
- 802.1Q(カーネルに内蔵、ユーザーランドを収録)
- RAID(カーネルに内蔵、ユーザーランドを収録)
- LVM(カーネルに内蔵、ユーザーランドを収録)
- 圧縮スワップ(カーネルに内蔵、ユーザーランドを収録)


