シリアルATAと IDE

シリアルATAの接続ケーブル

シリアルATA(SATA)は内蔵のハードディスクその他のディスクドライブを接続するための規格です。PCやローエンドのサーバで利用されています(高級なサーバ機器では SAS という規格が代わりに使われています)。

シリアルATAよりも古い規格として ATA(通称IDE、シリアルATAと比較する文脈ではパラレルATA=PATAと呼ばれることもあります)があり、これはシリアルATAが完全に普及する2008年頃までは広く使われていました。

そのため、シリアルATA接続ディスクが古いOSでも認識されるように今でも IDE互換モードにシステムが初期設定されていることが少なくありません。しかしこれは古い規格との互換性を取るためのモードですので本来の性能を引き出せないことになります。

ここでは Walbrixを含む Linux系のOSで、自分の使っているコンピュータがどのモードでハードディスクに接続されているか確認し、もし IDE互換モードで動作している場合はシリアルATA本来の動作モードである AHCI に切り替えることでハードディスクの本来の性能を引き出す方法をご紹介します。

現在のモードを調べる

インテル製チップセットを使用している場合の例となります

お使いのシリアルATAインターフェイスが AHCIで動作しているか IDE互換モードで動作しているかを調べるには、コンソールで lsscsi -H コマンド(Hは英大文字)を使用します。

AHCIで動作している場合の出力例

# lsscsi -H
[0]    ahci          
[1]    ahci          
[2]    ahci          
[3]    ahci          
[4]    ahci          

IDE互換モードで動作している場合の出力例

# lsscsi -H
[0]    ata_piix      
[1]    ata_piix      
[2]    ata_piix      
[3]    ata_piix      

上記からわかるように、AHCIで動作している場合は ahci, IDE互換モードで動作している場合は ata_piix という表示になります。

AHCIモードへの切り替え

BIOS設定でシリアルATAの動作モードを変更

もしシリアルATAインターフェイスが IDE互換モードで動作していることが判明した場合、一度システムを再起動し、コンピュータの BIOS設定画面へ移行してシリアルATAの動作モードを AHCIに変更します。

変更が済んだら OSを起動し、再度 lsscsi -H コマンドで動作モードを確認してください。