現在、仮想マシンのバックアップはコマンドライン(「設定とツール」→「Linuxコンソールの利用」又は ssh)からのみ可能になっていますGUIによるバックアップは将来の対応を予定しています。

仮想マシンの設定ファイル

仮想マシンの設定ファイルは /etc/xen 以下にある、仮想マシン名に対応したファイルです。仮想マシンのバックアップを取る際には、まずこのファイルをバックアップします。

wb backupコマンド

仮想マシンの中身をバックアップするには、wb backupコマンドを使用します。

wb backup --help
でバックアップコマンドのヘルプが表示されます。

device_nameは仮想マシンに割り当てられている論理ボリュームのデバイス名です。例えば wordpress という名前の仮想マシンが領域 wbvg に存在する場合は、/dev/wbvg/wordpress となります。

出力フォーマットは tar で、出力先は常に標準出力となります。wb backupコマンドは自動的にバックアップ用のスナップショットが作成して処理を行いますので、仮想マシンが稼働中でもオンラインで取得することが可能です。

バックアップ作業の例

ここでは十分な容量のあるUSBメモリを利用して領域 wbvgにある wordpress仮想マシンをバックアップする手順の例を示します。USBメモリはあらかじめ Windows又は Macを利用して "exFAT" でフォーマットしておいてください。(FATやNTFSの利用は推奨できません)

exFAT - Wikipedia

USBメモリを差し込むと、数秒で認識されてデバイス名が割り当てられます。差し込んだUSBメモリのデバイス名を知るためには lsblkコマンドを使ってください。

lsblk -o NAME,FSTYPE,SIZE
このような出力が得られます。
NAME                         FSTYPE
sda                          
├─sda1                       ext4
└─sda2                       LVM2_member
  └─wbvg-wordpress--dev (dm-0) xfs
sdb                          exfat
exfatという表示により、マウントすべきデバイス名は /dev/sdb だとわかります。

これをマウントしてまずは仮想マシンの設定ファイルをバックアップします。

mount.exfat -o nonempty /dev/sdb /mnt
cp /etc/xen/wordpress /mnt/

次に仮想マシンの中身を wb backupコマンドでバックアップします。

wb backup /dev/wbvg/wordpress | xz -c > /mnt/wordpress.tar.xz
この例では xzで圧縮して保存していますが、圧縮率を重視しないのであれば代わりにgzipを用いてCPUパワーを節約する選択もあるかと思います。

wb backupコマンドが終了したら USBメモリをアンマウントします。アンマウントの際、ディスクキャッシュに残っているデータを全て USBメモリに書き込む処理が発生して時間がかかることがありますが、途中で USBメモリを抜いたりせず気長にお待ちください。

umount /mnt